Celebration of Humanity
遺伝子解析で多様性のある社会づくりに貢献する
私たち一人ひとりの考え方や見た目、生活習慣や話す言語はさまざまですが、遺伝的に見れば私たちは99%以上同じものを共有しています。99%に起因する同一性と1%から生じる多様性が人間を形づくっています。この遺伝学的事実に基づいた人間らしさを尊重し、称え、遺伝子解析を通して多様性を認める健全な社会づくりに貢献することが、ジェネシスヘルスケアの掲げるミッションです。
私たちの業務の中核である遺伝子関連業務は、今後10年から20年の間、あるいは21世紀において、バイオテクノロジー、ゲノミクス、機械学習が進むことにより、私たちの生き方に破壊的な影響をもたらされるであろうという展望に基づいています。これらの技術が組み合わさることにより、人間の脳の力は、より強力な情報源の登場により圧倒されることになり、我々の思考法、健康に対する判断、あるいは職業上下す判断、コミュニケーションの方法が変わると考えています。これは、計算能力の向上によって、どのような結果が発生するかを私たち自身が判断するよりも、より良く予測できるようになるからです。
計算能力が、私たち人間の脳よりも知的に優れ、かつ安定している段階に達し、かつ遺伝によって決定されてしまったかもしれない運命を変更することのできる技術が利用可能な状態になっているのであれば、私たちは、同時にこの来るべきテクノロジーと情報の時代において、一方で後退が起きてしまうことについても慎重でありながらも、責任を覚悟している必要があります。
こうした、私たちの展望の下で、私たちは以下の4つの概念によって当社としての哲学を定義します。
Compassion
Cooperation
Corporate Governance
Change
Compassion(慈悲)
最初の概念は、仏教用語における「慈悲」です。ジェネシスヘルスケアにおいては、慈悲が最も重要な概念です。我々は、毎日慈悲を実践し、かつ語ります。我々が行う全ての判断は、慈悲に基づいて他者と社会を助けます。
Cooperation(協力)
この観点から、第二の概念である、「協力」が導かれます。人類史上を通じて、私達は共通のもの、例えば文化・歴史・民族的背景、を持つ集団の中にいることに安住を見つけてきました。小さな集団の中に異なる属性のメンバーが入ってくることに対して一種の不快感を覚えてしまうのは、人類の習性と言っても良いかもしれません。ですが、現在のグローバル化している社会においては、私たちは隣人たちを理解したり尊重したりするために「協力」していくことが必要です。ジェネシスヘルスケアの社員は、五つの大陸、10の国の出身者で構成されており、非常に多様です。従って、ジェネシスヘルスケアにおいては、通常の日本企業には見られないような水準でのコミュニケーションと協力が求められます。私たちは互いに「慈悲」と「協力」を意識しているので、このような協力をすることが可能となっています。
Corporate Governance(コーポレートガバナンス)
コーポレートガバナンスは、社会に対する責務です。日本における遺伝子学のリーダーかつパイオニアとして、どのような種類の遺伝子検査を提供すべきかという検討する際や、社会・消費者・患者のためになるような指針を作成すべく当局との対話を行う際に至るまで、私たちは常に自らの誠実さを問い続けています。私たちは、倫理は実践されない限り、紙の上に書かれた言葉にとどまってしまうと考えています。
Change(変革)
そして、最後にジェネシスヘルスケアは「変革」をするよう求めます。変革は、ジェネシスヘルスケアが遺伝子産業の最前線に居続けるための成長の原動力です。私たちは、現代の医学に対する私たちの考えに共感していただける全ての皆様とともに、最善の解決策を得るべく不断の努力を続けています。ジェネシスヘルスケアに他に影響されない不変のものがあるとすると、それは変革を可能とするこの原動力であるのかもしれません。
ジェネシスヘルスケアの人事では、私たちは先進的な取り組みを実施しています。すなわち、私たちは才能ある人たちをバックグラウンドに関わらず採用もしくはリテインし、少ない経験しか持ち合わせていない分野であったとしても配属することがあります。それは、私たちが、その人たちが新たな分野に挑戦することや、新たなキャリアを追求することを評価しているためです。
私たちは、従業員のことを「従業員」とは呼びません。私たちは、従業員のことを、「イノベータ(革新者)」、「クリエータ(創造者)」、「ディスラプタ(破壊者)」もしくは「エヂュケータ(教育者)」と呼びます。私たちは、採用においては候補者の前職は学歴に捉われずに、固有の才能や潜在的な能力を発揮できる人物であるかどうかを重視しています。
社内のプロジェクトグループは、様々な部署の出身者から構成されることが良くあります。それらのグループは、異なるバックグラウンドの人が最良の成果を上げられるような形で、議論に参加して、議論を意味あるものとしていきます。結果として、ジェネシスヘルスケアには組織体制がないと思われるかもしれません。ですが、異なる考え方を持った人が持ち寄る「革新」、「創造」、「破壊」、「教育」が常に機能することにより、皆さんは将来へ向けて旅立っている、と実感することでしょう。私たちは、皆さんがジェネシスヘルスケアの一員となり、遺伝子科学の将来の一部を担うことを願っています。
会社名 | ジェネシスヘルスケア株式会社(Genesis Healthcare Co.) |
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設立 | 2004年3月1日 |
資本金 | 100百万円 |
許可業 | 第三種医療機器製造販売業 |
登録業 | 医療機器製造業 衛生検査所登録 -遺伝子関連・染色体検査 |
加盟団体 | 一般社団法人遺伝情報取扱協会 一般財団法人 バイオインダストリー協会 |
本社所在地 | 〒150-6026 東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー26階 Google Maps TEL 03-5422-8506 FAX 03-5422-8526 |
遺伝学研究所 | 〒150-6026 東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー26階 |
取締役会長※ | 城野 親徳 |
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取締役副会長 | 佐藤 バラン伊里 |
代表取締役 | David Baran |
取締役 | 山田 義介 |
取締役※ | 香山 哲 |
取締役※ | 柴田 一彦 |
取締役※ | 石原 智美 |
取締役※ | Jesper Koll |
監査役 | 高祖 大樹 |
監査役 | 青山 慶二 |
特別顧問 | 古川 俊治 M.D., M.B.A., Ph.D.(弁護士) |
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顧問 | 田中 伸明 M.D., Ph.D. |
医学顧問 | 松崎 松平 M.D., Ph.D.(東海大学 名誉教授) |
2004.03 | 2名の共同創業者により設立 |
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2004.09 | 遺伝子治療研究・支援開始 |
2005.03 | 医療機関・アカデミア向け受託解析開始 |
2008.06 | 「GeneLife」ブランド誕生 |
2010.09 | 日本にて遺伝子治療の特許を取得 |
2011.03 | 累計解析数10万件突破 |
2011.04 | ジェネシス遺伝学研究所設立 |
2011.08 | 遺伝子治療・創薬の国際特許を取得 |
2012.02 | Web上で結果確認ができる個人向けキット「アルコール代謝関連遺伝子検査キット」販売開始 |
2012.05 | 遺伝子を調べてリスクを判定する遺伝子検査キット「GeneLife」シリーズ4種販売開始 |
2012.06 | 累計解析数20万件突破 DNA BANKING キット販売開始 |
2012.07 | 歯周病細菌定量検査開始 |
2012.12 | 68の遺伝子を一度に検査できる遺伝学的検査キット「GeneLife 2012」販売開始 医療機器製造業、第三種医療機器製造販売業許可取得 |
2013.04 | 遺伝子検査キット「GeneLife」にWeb上(パソコン・スマートフォン)での結果確認機能を追加 |
2013.06 | 累計解析数30万件突破 |
2013.09 | オンラインで行う医療機関向けキットGIGR(Cancer / GWAS)サービス開始 |
2013.12 | ミトコンドリアDNAを調べて母方のルーツをたどる祖先遺伝子検査キット「GeneLife Haplo」販売開始 |
2014.03 | 設立10周年 203遺伝子・70項目を一度に調べる遺伝子検査キット「GeneLife ZERO」販売開始 |
2014.05 | AGAのリスクを調べる「AR遺伝子検査キット」販売開始 |
2014.09 | 1000以上の遺伝子・330項目を一度に調べる遺伝子検査キット「GeneLife NEO」販売開始 |
2014.10 | 75項目の性格・行動・特徴に関する遺伝子を検査する遺伝子検査キット「GeneLife Myself」販売開始 ジェネシスメディカルクリニック六本木 提携 |
2015.06 | 累計解析数40万件突破 |
2015.07 | 三井物産株式会社・Founders Fundを引受先とする約6億2000万円の第三者割当増資を実施 日本を代表する漫画家、手塚治虫さんのベレー帽に残っていた違髪から遺伝子を解析する「手塚治虫遺伝子解析プロジェクト」発表 360項目を一度に調べる遺伝子検査キット「GeneLife Genesis」販売開始 キットパッケージリニューアル 業界初全国地上波CM放映 |
2015.08 | 医療機関向けにBRCA1/2家族性乳がん遺伝子検査を開始 |
2015.11 | アジア向けに「GeneLife Genesis」(英語版)販売開始 |
2016.06 | 「GeneLife」は個人遺伝情報取扱協議会(CPIGI)が消費者向け遺伝子検査サービスを行う企業・団体の事業を対象にした認定制度「CPIGI認定」を取得 |
2016.10 | 累計解析数50万件突破 |
2017.04 | ジェネシスヘルスケア株式会社とジェネシス遺伝学研究所を統合 |
2017.08 | 楽天を引受先とする約14億円の第三者割当増資を実施 |
2017.09 | 約1,400遺伝子約360項目を一度に調べる「GeneLife Genesis2.0」販売開始 |
2017.10 | 遺伝子検査の会員サービス「GeneLife Premium」販売開始 |
2018.02 | 楽天株式会社及びオムロンヘルスケア株式会社を引受先とする16.5億円の第三者割当増資を実施 |
2018.06 | 累計解析数60万件突破 |
2018.10 | 日本人・アジア人に特化したデータベースを構築する「Genesis Asia 1000」プロジェクトを開始 全ゲノムシーケンスサービスを開始 |
2019.03 | 設立15周年 累計解析数70万件突破 |
2019.04 | 遺伝情報のマーケットプレイス「GenesisGaia」サービス開始 |
2019.11 | 累計解析数80万件突破 |
2020.01 | プライバシーマーク取得 |
2020.12 | 累計解析数90万件突破 |
2021.05 | 累計解析数100万件突破 |